学資保険の知識

学資保険の基礎知識 | 必要性と返戻率、メリット・デメリットを解説

お子さんが生まれて、学資保険に加入しようと検討する人は多いでしょう。

ところが学資保険とはどんなものかを知らない人は、本当に学資保険は必要なのかを考えたことがあると思います。

学資保険は教育資金を準備するのにとても返戻率が高い保険商品ですが、必ず加入する必要はありません。

将来の教育費を用意する方法の一つで、各家庭の家計やお子さんのプランに合わせて準備しましょう。

これから学資保険を加入しようという人は特に、基礎知識をしっかりと身につけておくことが大事です。

今回は学資保険の以下の内容について、

  • どんなものなのか?
  • どんな保障内容なのか?
  • 本当に必要性があるのか?
  • メリット・デメリットとは何なのか?

詳しくお伝えします。

この記事がみなさまの生活が豊かになるお手伝いができれば幸いです。

学資保険とは?

学資保険とは、お子さんの教育資金を準備するため、入学時、進学時に必要な満期保険金を受け取れる、教育資金を蓄えることができる保険です。

契約者である親に、契約期間中に万が一があった場合、保険料の支払いが免除されて、お子さんが満期保険金を受け取ることができます。

学資保険は必ず入らなくてもよい保険

学資保険はあくまでも将来の学費を蓄えるための1つの手段であり、その方法は学資保険というカタチでなくても大丈夫です。

子どもさんが生まれたら、皆さん一度は学資保険を考えられますが、必要な人と必要でない人がいるので注意しましょう。

学資保険は以下の人にオススメします。

  • 自分でなかなか貯蓄ができない人
  • 銀行とは違う方法で運用したいと思っている人

一方、学資保険をオススメできない人は以下のような人です。

    • 投資信託などで運用したい
    • 学費はすでに蓄えがある
    • 医療保険の保障を重視したい

学資保険のメリット・デメリット

学資保険の5つのメリット

メリット1 手堅くお金を貯められる

お子さんがおられる家庭では時期が来れば必ず学費が必要になります。だからあらかじめ決まった時期に確実に用意できるよう、準備しておきたいですね。

積立する自信がない人にオススメなのが学資保険です。

メリット2 定期預金よりもリターンが大きい

今は銀行に預けてもほとんど利息がつかないので、銀行に預けておくことと比べたら学資保険は有利です。ところが途中で引き出しができないので、その点は注意しましょう。

学資保険は返戻率が106%以上の商品があるので、お子さんにあった保障内容の保険で返戻率のよりよいものを選びましょう。

メリット3 生命保険料控除を申請できる

学資保険として保険料を支払えば、生命保険控除の対象となり、所得税4万円(最大)、住民税2.8万円(最大)の控除です。

この特徴は定期預金にはないので大きなメリットです。

生命保険控除額は計算式があり、課税所得から保険料控除の金額を差し引いて、所得税額をかけた金額が受け取ったとみなされる金額です。

生命保険控除で浮いたお金を加味すると、返戻率はさらに10%くらい高くなります。

税額控除を考えると、定期預金よりも学資保険のほうがメリットが大きいかもしれません。

メリット4 契約者に万が一の場合は保険料が免除になる

契約者の親が亡くなったり、病気などの理由で収入がなくなった場合、学資保険はそれ以降の保険料を支払わなくてもよく、満期金も当初設定した通りの金額を受け取れます。

こちらも定期預金にはない大きなメリットなります。

契約者は父親でも母親でもなれますが、保険料の免除措置があるので稼いでいる人を契約者にしたほうが有利です。

メリット5 満期金の受け取りは50万越えなければ税金はかからない

学資保険の満期金は「一時所得」扱いとなり、所得税の対象です。

満期金以外に一時所得がない場合は、受け取った満期金額から払い込んだ保険料を引いて、その上一時所得の特別控除学50万円を引いた金額になります。

学資保険の2つのデメリット

デメリット1 インフレに弱い

例えば、学資保険を18年かけたとすると、18年間お金を動かすことができません。

その間ずっと低金利なら学資保険のほうが有利ですが、18年の間に金利が上がった場合は不利と言えるでしょう。

デメリット2 入金した保険料は長期間解約できない

学資保険で18年の契約したら、18年間という長期間においても資金が動かせないので、急にお金が必要になっても解約しないと使えません。

途中解約すると元本割れするので、契約する時に決めた期間はずっと保険料を払い込む覚悟で契約しましょう。

デメリット3 保険会社が破綻したら全額保護(ペイオフ)がない

生命保険会社が破綻した場合、生命保険契約者保護機構により、責任準備金の90%は保護されます。

ところが引き継ぎ保険会社は継続保険の予定利率を引き下げることができます。

だから保険会社が破綻したら10%はお金が戻ってこないことを頭に入れておきましょう。

銀行が破綻したら1000万円まではペイオフがあるので、この点については銀行が有利と言えるでしょう。

学資保険に加入する前に返戻率を確認することが大事!オススメはこんな人

学資保険を選ぶ際は返戻率や保険料を受け取るタイミングを考えて加入することが一番のポイントです。

学資保険は大きく分けて、受け取り方法が以下の3つに分かれています。

    • 大学在学に分割して受け取る
    • 満期時に受け取る
    • 小学校、中学・高校入学などに祝い金を受け取る

学資保険は受け取るタイミングが遅いほど、保険料を預けている運用期間が長くなるので、その分返戻率が高くなるのです。

学資保険に向いている人は加入すると長期受け取ることができないので、長期引き出しができなくても余裕がある人で、自分で貯蓄ができない方や貯蓄よりは安全性が高く、利回りの良い商品で運用したい人にピッタリの商品です。

まとめ

いかがでしたか?最近は返戻率が下がってきているので、一昔前ほどは人気は薄れていて、中には取り扱いをやめてしまった保険会社もあります。

学資保険は学費を貯めるのによい保険商品ですが、インフレ弱く、保険会社の破綻リスクも考慮しておきましょう。

学資保険の必要性はご家庭によって異なりますが、今も返戻率が高い学資保険があるので、教育資金の蓄えの一つとして考えてみてはどうでしょうか。

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FPももか
保険比較ラボのFP(ファイナンシャルプランナー)岡野ももか。元保険販売員の経験を生かして、初心者や女性に向けて、わかりにくい保険選びを無駄なくお得に見直しする方法をわかりやすく紹介。
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