ママさんやパパさんが選ぶ学資保険の中で上位を占めているソニー生命とフコク生命ですが、実際にどちらを選んだらいいの・・・という人は多いでしょう。
学資保険で人気ナンバーワンのソニー生命と、兄弟割引で口コミ・評判のよいフコク生命をFPの立場からいろいろな角度から徹底比較します。
学資保険は各生命保険会社が販売していて、商品の特徴である返戻率、受取時期、支払い方法など、その保険よって違いがあります。
今回はソニー生命の学資保険とフコク生命に両方に加入している、先輩ママのリアルな体験談を紹介するので保険選びの参考にしてくださいね。
目次
ソニー生命の学資準備金スクエアとフコク生命のミライのつばさをFPが比較!

ソニー生命とフコク生命はどちらが返戻率が高い?
ソニー生命とフコク生命ではそれぞれ学資保険を出していますが、払込方法や満期金の受け取り方も違うので、返戻率を正確に比較するのは難しいです。
返戻率が高いプランはソニー生命ではスクエアⅢ型、フコク生命ではジャンプ型です。
契約者が男性30歳で、子どもが0歳の条件で、ソニー生命の学資保険Ⅲ型とフコク生命のみらいのつばさ「ジャンプ型」の返戻率を比較すると、ソニー生命が107.3%、フコク生命が105.5%になります。
ソニー生命の方が少し高くなっていますが、学資保険で元本割れする商品もあるので、どちらも低金利時代としては高い利益率になっています。
ソニー生命の学資保険には米ドル建てのプランがあり、かなり高い返戻率になっていますが、米ドルなので為替のリスクがあって、受け取り時期の為替によって受け取れる金額が変わってきます。
教育資金を受け取る時期は決まっているので、様子をみて解約はできないので、米ドル建てはオススメしません。
受取方法や満期時期は?何歳で受け取れる?
それぞれの保険商品によって学資保険の受け取り方は違い、ソニー生命のⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型、フコク生命にはジャンプ型とステップ型があります。
受取時期を選ぶというよりは、使う目的によって受取時期を決めましょう。
大学の入学に合わせて受け取りたい人は、受取時期が17歳か18歳のソニー生命のⅢ型がオススメです。
お子さんが中学、高校、大学と進学するたびに受け取りたい人はフコク生命のステップ型がよいでしょう。
どこの学資保険に加入しても言えることは、学資保険の満期学資金だけではすべての教育費をまかなうのは難しいです。
ですから、子供が小さい頃から学資保険とは別に教育資金として貯蓄をしておきましょう。
支払方法はどんな方法があるの?短期払いはできるのか
ソニー生命の最短の支払い期間は10年で、フコク生命は11年か14年が選べます。
払込期間が短いと返戻率が高くなるので、少しでも高い返戻率にしたいという人はソニー生命の10年を選ぶと良いでしょう。
注意してもらいたいのは、短期払いにしたら、すべての保険料を振り込んだ後に契約者のママ、パパに万が一のことがあっても、学資保険の保険料払込免除は適用されないので、このことを考慮した上で払込期間を決めるようにしましょう。
医療保障はどちらがオススメ?
ソニー生命とフコク生命のどちらも医療保障はついていませんが、一般的に医療保障がつけないほうが学資保険の保険料を抑えられるので、デメリットではなく、むしろメリットと言えるでしょう。
助成金がもらえる地域では、子供がある程度の年齢になるまでほとんど医療費は助成金でまかなえるからです。
まずは居住している地域の医療費の助成制度を確認して、それだけで足りない場合は学資保険の医療保障を検討しましょう。
ソニー生命とフコク生命の学資保険のその他の特徴は?

ソニー生命の学資保険スクエアには外貨建ての商品がある
ソニー生命の学資保険には外貨建てで学資金を備えることができる、米ドル建の養老保険「学資プラン」があります。
一般的な円建てのプランよりも返戻率が高くなる可能性がありますが、その分為替リスクがあるのでしっかり理解した上で加入しましょう。
デメリットとしては為替リスクがあるのと、加入する場合の最低は2万米ドル必要なのでそれだけ準備できる家庭でないと加入できませんが、まずはソニー生命の保険のプロであるライフプランナーに相談しましょう。
フコク生命の兄弟割引とは?
フコク生命の独自の特徴である兄弟割引ですが、兄弟で必ず申し込まなくても割引は適用されます。
月払いで5万の場合は5円割引になり、100万の満期金であれば月々100円引かれることになります。
兄弟割りで返戻率を計算してもソニー生命の学資保険スクエアのⅢ型の返戻率にはかなわないので、返戻率で考えるとソニー生命の方が有利です。
フコク生命の満期金の受取時期は
フコク生命では満期金の受取時期として、17歳の時に18歳の祝い金を受け取れるので大学入試前に学資金を準備できます。
こちらは満期資金の半分になり、残りの半分は22歳の時に受け取ります。
受取時期は変更できますが、返戻率が下がってしまうので気をつけましょう。
ソニー生命とフコク生命の学資保険に加入している先輩ママの体験談

実際に2人のお子さんの将来の学費のために、ソニー生命とフコク生命の学資保険に加入している先輩ママである友人のゆうこさん。
ゆうこさんは4人家族で、会社員の旦那さんを持つ主婦でありながら、普段はライターとしてお仕事をされていて、キャラ弁やシフォンケーキなどのお菓子作りが得意なママさんです。
ゆうこさんの娘さんは13歳の中学生と16歳の高校生ですが、娘さんのためにソニー生命のⅡ型とフコク生命のジャンプ型に加入しています。
ここからはソニー生命とフコク生命の学資保険について、ゆうこさんの体験談を紹介します。
ソニー生命の学資保険に加入しようと思ったきっかけ
子供のために学資保険にしようと思っていたところ、ソニー生命の学資保険が人気があると知りました。
子供手当を使うのではなく、子供手当でもらった分を学資保険にしようと思い加入することにしました。
子供さんのために加入している学資保険


【長女さんの学資保険】
- ソニー生命Ⅱ型 100万円 一括払い
- フコク生命のジャンプ型 200万円
【次女さんの学資保険】
- ソニー生命Ⅱ型 100万円 月払い
- フコク生命のジャンプ型 200万円
ソニー生命の学資保険スクエアのオススメポイント

ソニー生命のⅡ型は払い済みで一括払いで加入したけど、0歳までに払込を終わらせておくと返戻率が高くなります。
ソニー生命では今現在は一括払いはありませんが、年払いにすると保険料の割引があるので、家計に影響がないという方は年払いのほうがよいでしょう。
フコク生命の学資保険 みらいのつばさ ジャンプ型の特徴

フコク生命のステップ型は学資金をこまめにもらえて、ジャンプ型では高校生・大学生の時に半分ずつもらえるので、進学する時にすぐに使えるので安心です。
学資保険を選ぶ時に気をつけたいポイントや加入してよかったこと
学資保険に加入する際に気をつけたいのは、返戻率・貯蓄をとるのか、もしくは保険の機能を選ぶのかということ。
短期払いにすれば返戻率はよくなりますが、短期で払い込んでしまうと、契約者である親が万一の時に保険料払込免除が適用されないので、この点については不利になります。
学資保険に加入して良かったのは、子供が大学に入学するなど、途中で解約などしなければ返戻率が高く、いざというときに貯蓄として活用できるところです。
ソニー生命は11、14、17歳の払込期間が選べて、受取時期も決められるのがよかったです。
早く払い済みにすれば返戻率が高くなりますが、家計によって月々学資保険に支払えれる金額は異なるので注意しましょう。
これから学資保険に加入しようと思っている人は、保険相談する前に月々いくら支払えるかを想定してから相談してください。
学資保険は保険をかけることで親に何かあった時に保険として、保険料払込免除が適用され、入学や進学の時に学資金として使えるので最後の砦として安心して持っておけるのでオススメします。
ライフプランナーの質や返戻率を重視するならソニー生命の学資保険スクエアがオススメ!

ソニー生命にはライフプランナーというお金のプロがいるので、しっかりとヒアリングして保険の見直しや学資保険のシュミレーションをしてくれます。
ソニー生命の返戻率はフコク生命よりもいいので、返戻率の高さを一番の目的にしている人は間違いないでしょう。
ただし家計の無理のない範囲で継続していかないと意味がないです。
家計にあまり余裕がないという方は、返戻率よりも今の家計の状況を伝えた上で、毎月の保険料や学資金の受取時期などをライフプランナーとしっかりシュミレーションしてから学資保険に加入しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?全体的にソニー生命のオススメのポイントが多いですが、フコク生命では兄弟割引がメリットと言えるでしょう。
どちらを選んだらよいかは一概には言えませんが、ご家庭にあった商品を選ぶことが大事です。
どの学資保険を選んだらよいかを自分で決められないという人も、お金や保険のプロであるソニー生命のライフプランナーにまず相談しましょう。
ソニー生命ならライフプランナーと今加入している保険やライフプランをシュミレーションした上で、ご家庭にとって最適な保険を選べます。