子育て費用

幼稚園と保育園はいくら費用がかかるの?公立と私立の学費を現役FPがシュミレーション

共働き世帯も増え、子どもを保育園や幼稚園に通わせるご家庭も増えています。

なかには子ども同士の関わりや、質の良い教育、希望の園に入園するためなど、小さなときから通わせることも。

子どもを保育園や幼稚園に通わせたい!と思っている親御さんが気がかりなのが、そもそもどのぐらいの費用がかかるのか?ということではないでしょうか。

保育園や幼稚園にはどんな違いがあるのか?費用面もあわせてわかりやすく説明したいと思います。

幼稚園と保育園の違いとは?

親御さんのなかには、子どもを幼稚園と保育園のどちらに入れるべきか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

まずは幼稚園と保育園にはどんな違いがあるのか解説します。

・幼稚園

幼稚園が保育園と違う最大の違いは文部科学省が管轄の「教育機関」であるということです。

小学校に入学する前の幼児に対して教育を行う目的があり、義務教育の基礎を学びます。

幼稚園の預かり時間は9:00~14:00までの4~5時間となり、保育園に比べると短めに設定されています。

幼稚園でも働く親御さんが増えたことから、延長保育を取り入れる幼稚園も増え、17:00前後まで預かってくれる場合もあります。

近頃は2歳児からのプレ幼稚園も増えていますが、基本的に入園できるのは3歳からとなります。2歳児のプレ幼稚園は、集団生活に慣れる目的があります。

3歳で入園するとまずは日常生活で必要な身の回りのことを学び、4歳・5歳と小学校に向けた勉強の時間も取り入れていきます。

ひらがなの読み書き、簡単な計算、英語教育などに力を入れている幼稚園も増えています。

幼稚園ごとにさまざまなカリキュラムを取り入れており、特色が異なるのも幼稚園ならではです。

・保育園

保育園を管轄しているのは「厚生労働省」です。仕事をしている保護者に変わって乳幼児のお世話をすることが目的になり、幼稚園とは違い教育機関ではありません。

保育の時間を確保できない保護者に変わって保育するための施設になるので、朝早くから預けることもでき、8時間以上子どもを預けることができます。

0歳(2ヶ月~)~小学校入学前まで預けられて、延長保育なども充実しています。

保育園は教育的な面はほとんどなく、生活に関わる身の回りの練習をメインに行います。

ご飯を一緒に食べたり、トイレ、着替えなどを親御さんに変わって練習します。

ただし保育園でも基本的にはこういった身の回りのことは、家庭で行うものと考えている園もあります。

保育時間中に外遊びをしたり、年齢の違う子どもと触れ合ったりしています。保育園も希望者向けにリトミックなどの教育を取り入れるところも増えてきました。

幼稚園とは?幼稚園の種類について

幼稚園には大きく分けて市区町村の地方自治体が管理している「公立」と、「私立」があります。

どちらも管轄は文部科学省になりますが、公立幼稚園に勤めているのは公務員です。

幼稚園でも比較的費用が安く、家計の負担になりにくいのが特徴です。

それに対して私立はそれぞれ運営している団体が異なり、独自のカリキュラムがあったり施設が充実しています。

自宅近くまで園バスで送り迎えをしてくれるなどの特徴もあります。その分私立のほうが費用が高額になります。

地域によっては私立の幼稚園しかない地域もあり、公立の幼稚園の数は少なめです。

保育園とは?保育園の種類について

保育園は大きく分けて3種類あります。

  • 認可保育園

国に認可された保育園になり、自治体それぞれが定めた条件によって“保育の必要性が認められた人のみ利用”できます。

点数によって入れる保育園が変わる場合もありますし、収入や優先事項なども自治体によって変わります。

0歳~2歳までの小規模保育と、0歳~小学校入学前まで入れる保育園があります。比較的保育料が安いこともあり、入園待ちの待機児童がたくさんいます。

  • 認可外保育園

無認可保育園と呼ばれることもあります。保育の必要性を認定されていない子どもでも利用でき、週何回利用できるかも自分で決められる保育園もあります。

認可保育園に比べると料金が高い傾向があり、認可保育園に入るための加点として、認可外保育園に預ける親御さんもいます。

小規模なケースが多く、比較的アットホームな雰囲気が認可外の魅力です。

無認可というと良くないイメージを持ってしまいがちですが、土日も預かってもらえるなどの自由度の高い保育が期待できます。

  • 認証保育園

東京都独自の制度でもある認証保育園は、企業が運営していることが多く駅から近い場所にあったり夜遅くまで開園している保育園もあります。

認可保育園よりも保育料は少し高めですが、市区町村より保育料補助が出ているケースが多く、家計の負担を軽減できます。保育園と直接やりとりができ、直接交渉します。

他にも平成18年より幼保一体型の「認定こども園」もできました。

3歳児以上になると幼稚園の機能として4時間程度の教育に、保育時間は8時間まで選択できます。

親が仕事をしているご家庭でも認定こども園を選ぶ人も増えています。

幼稚園にはいくら費用が必要?公立と私立の費用の平均の違いは?

幼稚園は具体的にどのぐらいの費用がかかるのか不安に思っている親御さんも多いのではないでしょうか。

幼稚園といっても、公立なのか私立なのかによっても費用は変わってきます。

入園してから後悔することのないように、いくら費用が必要か把握しておきましょう。

入園料と保育料はいくらかかるの?

文部科学省の平成30年に実施された「学習費調査」の結果です。

公立幼稚園 22万3,647円(前回比4.4%減)

私立幼稚園 52万7,916円(前回比9.4%増)

これは1年間にかかる学校外活動も含めたものです。

具体的な内訳が記載されていないので、平成26年のデータで見てみると、公立幼稚園の場合、教育費は119,175円、給食費19,382円、学校外83,707円、合計222,264円です。

私立幼稚園の場合は教育費は319,619円、給食費36,836円、学校外141,553円、合計498,008円が平均的な金額だといわれています。

公立と私立の幼稚園ではかかる費用が全く異なります。入園金についても公立は入園金が不要なケースもありますし、1万円前後です。

それに対して私立幼稚園になると園によっても異なり2万円前後のケースもあれば、30万円以上の入学金がかかる場合もあります。

入園料と保育料以外にかかるお金はいくら準備したらいいの?

幼稚園は入園料や保育料以外に、制服代(体操服・靴なども含む)や送迎バス、講師代などのカリキュラム代、学用品などのお金もかかります。

入学金だけでなく制服やこういった備品を揃えるお金も同時に用意しておかなくてはいけません。

幼稚園によっても差がありますが、5万円~10万円はかかると思っていたほうが安心です。

他にも冷暖房費や保護者費など幼稚園によっても年間でかかってくるお金が変わります。

注意しなくてはいけないのが、幼稚園によっては制服代にも差があります。

ブランドの制服にこだわっている幼稚園では制服代だけで、10万円前後のお金がかかる場合もあります。

入園時に使える社会保障制度はあるの?

幼稚園では入園時にある程度まとまったお金が必要になります。

子どもの必要経費とはわかっていても、高額なお金がかかることを考えると家庭の負担になってしまいますよね。

だからこそ覚えておきたい、子どもに使える社会保障制度を紹介します。

入園時に使える補助金・減免制度とは

子どもを幼稚園に通わせるためにはお金がかかるからこそ、お住いの自治体に確認してほしいのが「保護者負担軽減補助金」と「就園奨励費補助金」です。

その地域によって違いますが、費用の負担の大きい私立幼稚園に通わせているご家庭が対象です。

保護者負担軽減補助金は、保育料や負担額の格差を軽減する目的があります。各都道府県より支払われているものになります。

所得制限などはなく、希望すれば誰でも補助金を受給できます。就園奨励費補助金は、所得制限があり誰でも利用できるものではありません。

他にも補助金・減免制度はたくさんあるので、ご家庭にあった制度を選ぶようにしてくださいね。

補助金・減免制度の賢い活用方法とは

補助金・減免制度の内容によっても違いますが、入園してすぐに受け取れるわけではありません。

申請し実際振り込まれるまでは8ヶ月程度の時間がかかることもあります。そのため入園時に費用の負担は変わりません。

また地域によっては幼稚園の入園時にお祝い金がもらえる場合もあります。

他の補助金よりも早い時期に受け取ることができるので、お住いの地域によってはこれらの制度を上手に活かせば、家計の負担を減らせるはずですよ。

ちなみにこれらの申請に必要な書類は、入園後幼稚園から配布されます。

そのため自治体などに足を運び手続きを行う必要はありませんので、安心してくださいね。

幼稚園の無償化は本当なの?いつから始まるのか

2019年10月より幼稚園も無償化の対象となっています。

もともとは2020年4月に全面的に実施される予定でしたが、10%の消費税になったタイミングで施行されました。

満3歳以上の園児が対象になりますが、幼稚園のなかには上限額が定められている場合もあります。

そのため保育料の負担が発生する幼稚園もあるので、事前に確認することをオススメします。

無償化といっても給食費や園バス代など無償化にならないものもあります。

まとめ

幼稚園と保育園はそれぞれ管轄や目的が違います。幼稚園の場合、入園時や保育料以外にかかる費用も出てきます。

家計の負担になってしまうのを考えると、入園時にもらえるお岩金制度を上手に利用したり、補助金・減免制度を使うようにしてくださいね。

大切な子どもを預けるからこそ、幼稚園選びは慎重に行うこと、無償化になった分子どもの将来のために学費を残してあげられるようにしたいものですね。

ABOUT ME
FPももか
保険比較ラボのFP(ファイナンシャルプランナー)岡野ももか。元保険販売員の経験を生かして、初心者や女性に向けて、わかりにくい保険選びを無駄なくお得に見直しする方法をわかりやすく紹介。